仕事をしていると、どうしても十分な睡眠時間が取れず、日々疲れを抱えてしまうことはありませんか? 日本人はもともと平均睡眠時間が短いとも言われています。
かく言う私も「7〜8時間は寝たい」と思いつつ、忙しい時期にはなかなか実現できないのが現実。
そこで今回は、私が経験してきた長時間労働の背景や、いま実践している睡眠時間の確保方法、そしてその効果についてお話ししたいと思います。
なぜ睡眠時間が不足しがちになるのか?
残業と睡眠不足の関係
仕事に追われて残業が続くと、帰宅が遅くなり、必然的に睡眠時間が削られてしまいます。
特に繁忙期には業務量が増え、どうしても長時間労働に陥りがちです。
現場仕事の独特なリズム
私の仕事は現場に出ることが多く、日中は作業が立て込みやすいぶん、書類仕事を残業に回してしまう傾向がありました。
ゼネコンに勤めている方は、おちいりがちな状況だと思います。
特に現場に出る時間が多い若手社員は特にそうなってしまします。
こうしたライフスタイルを続けていると、睡眠時間を確保するのは難しくなります。
仕事の進め方を工夫する
残業時間を減らす工夫
- 日中の“すきま時間”を活用
休憩や打ち合わせのすき間時間に、少しでも書類仕事を進めておくと、夜にまとめてやる量が減ります。
前もって、「5分隙間時間ができたら、この作業をしよう」とか予定を決めておくとスムーズです。
PCでの作業はできないですが、現場車で移動中に「あの人に電話しよう」とかの予定を決めておくのも良いです。あくまで運転手が別にいればですが。。。 - 朝の時間をうまく使う
朝型の人であれば、他からの連絡が少ない早朝に書類を片付けると効率が上がります。
ただし、極端に早起きすると睡眠時間が削られる恐れがあるので、無理のない範囲で取り入れるのがポイントです。
自分の得意な時間帯を把握する
- 朝が強い人・夜が強い人の違い
若い頃はどうしても夜型になりがちですが、人によって効率の良い時間帯はさまざま。
自分がいちばん頭が冴えているのはいつか、観察しながら仕事のスケジュールを組むと良いでしょう。
昔の働き方を振り返って
私が新入社員の頃、低入札全盛期でどの現場も人手不足の状態で、長時間労働が常態化していました。土曜・祝日も出勤し、残業時間も多いという状況は当時は「当たり前」だったのです。
- 慢性的な疲労の蓄積
仕事量が膨大だったため、夜中まで働き、朝も早く出社せざるを得ない状態が続いていました。
睡眠時間が削られると、体力だけでなく精神面の負担も大きいものです。 - 工夫を考える余裕すらなかった
長時間労働が当然になりすぎて、効率化を図るという発想自体が薄れていたのです。
今振り返ると、非常に非効率な働き方をしていたと思います。
睡眠不足がもたらすデメリット
睡眠が足りていない状態での作業効率は、元気なときに比べて半分以下になると私は考えています。
特にデスクワークは体を動かさないので、眠気に負けやすいです。
作業スピードが遅くなるうえに、凡ミスが増えるし、ミスの修正には意外と時間がかかります。
うとうとして作業するよりは、10分程度の仮眠(パワーナップ)を取ったほうが、頭がスッキリしてその後の効率が高まります。
今、私が気をつけていること
睡眠時間を最優先
- 最低でも7時間は寝る
しっかり眠ることで、翌日のパフォーマンスが格段に上がります。
無理をして寝不足になると、仕事の生産性が落ちるだけで睡眠負債の悪循環にはまっていきます。
自分の体を優先する
- 若い頃の「がむしゃら」も大切だけど…
若いうちは体力に任せて働くのも経験としては良いでしょう。
しかし、同時に「しっかり休む」習慣を身につけておくことも、長い目で見て非常に重要だと感じています。
まとめ
忙しいからといって睡眠時間を削ってしまうと、短期的には仕事が進んだようでも、長期的には効率が落ち、生産性の低下につながります。
逆に、しっかり休息を取って頭や体をリセットすれば、仕事をスピーディーかつ正確にこなせるようになります。
もし今、残業続きで睡眠不足に悩んでいるなら、まずは「どうすれば睡眠時間を確保できるか」を考えてみてください。
どれだけ疲れていても、ほんの少しの時間を見つけて仮眠を取ったり、朝の時間を有効活用したりするだけで、仕事の能率が上がり、生活全体の質も向上するはずです。
睡眠時間をしっかり確保して、心身ともに健康な状態で仕事に臨む。
そのほうが、最終的には自分にも会社にも大きなプラスになるのではないでしょうか。
日中眠い方はぜひ一度、睡眠を見直してみてください。